新しいヒラスズキロッドが欲しい男、ツナたくです。
ヒラスズキと青物兼用の理想的なロッドを選ぶときのポイントやおすすめを紹介します。
- ヒラスズキ専用ロッドとは?
- ヒラスズキロッドの選び方
- ヒラスズキロッドで青物は釣れる?
- おすすめのヒラスズキ青物兼用ロッド(5万円前後)
- 1.シマノ 23ディアルーナS106MH
- 2.ジャンプライズ ツーリミット105モンスターバトル
- 3.ジャンプライズ オールウェイク108モンスターバトル
- 4.シマノ エクスセンスジェノス ワイルドコンタクトS110MH/R
- 5.ヤマガブランクス バリスティックヒラ107MH TZ/NANO
- 6.ヤマガブランクス バリスティックヒラ11MH TZ/NANO
- 7.アピア グランデージ アトラス ブラックフィン109H
- 8.アピア フージンRS ベルーガ105MH
- 9.ダイワ モアザン ワイズメン113M/MH ウィンドストーム
- 10.ダイワ ラブラックスAGS 110MH-3
- 11.ダイワ ラテオR110M
- 12.リップルフィッシャー アヴァリス106MH
- 13.リップルフィッシャー アヴァリス110H
- まとめ
ヒラスズキ専用ロッドとは?
ヒラスズキ釣りには専用ロッドが必要か。
答えは必要です。
理由は口述しますが、一番は命を守るためです。
ヒラスズキは荒磯で釣れることがほとんど。
爆風で足場も良くない、波も高いことも。
竿が長いと自分に有利な位置からやり取りが可能になります。
それはすなわち、危ない場所に立たなくてよくなるということ。
荒磯で安定したやり取りができるヒラスズキロッド。
まさしくライフジャケットや磯靴に等しい道具の一つと言えるでしょう。
ヒラスズキロッドの選び方
ここからはヒラスズキロッド選びに外せない要素を解説します。
ロッドの長さ
ヒラスズキロッドは基本的なシーバスロッドより長いです。
具体的には10 ft ~11 ft程度。
12 ftを超えてくると逆にルアー操作性やふり抜きが難しくなります。
9 ft後半でも一応可能ですが、安全性確保のためにもう少し長さが欲しいところ。
10 ftくらいの長さがあれば、足場の悪い荒磯の先端に立つことが少なくなります。
つまり安全な位置からやり取りや魚の取り込みがしやすいです。
ヒラスズキ釣りにおいて非常に重要なポイントになります。
あとは過酷な崖や藪の中、山歩きが必要な際はパックロッドや3ピースロッドもあります。
私自身は渡船での沖磯がメインなので2ピースが理想です。
メインフィールドに合わせて購入しましょう。
ロッドのパワー
ロッドはただ長いだけではダメです。
同時にパワーも必要になります。
パワーの参考値はシーバスロッドのMH(ミディアムヘビー)からH(ベビー)クラス。
青物ロッドのM~MHクラス前後(硬いものもありますが)が適正でしょう。
ヤマガのバリスティックシリーズでもパワーによってこんなに特性が違います。
この辺りはメーカーやロッドによってもかなり性格が違うところ。
実際の店舗で曲げてみるのが一番かもしれません。
ロッドの素材と耐久性
現在はほとんどのロッドはカーボンで作られます。
カーボン素材は軽くて硬いのが特徴。
そのカーボンに対して何トンのプレスを行うかによって素材の味が変わります。
そのカーボン素材にグラス素材を少し混ぜたりしながらロッドの調子を決めていることも。
様々な加工をした結果、主に高弾性、中弾性、低弾性に特徴が分かれます。
高弾性は35~50トンプレス加工をしたものとされます。
例外はありますが一般的に、高弾性ロッドはシャキッとした印象。
その分、張りはありますが折れやすいのが特徴。
中弾性ロッドは少しだけダルい印象はあります。
その分、しっかり曲がり込むのが特徴です。
高弾性ロッドの特徴は以下にまとめます。
高弾性ロッドのメリット、デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
キャストが決まりやすい 魚を早く浮かせる 高感度 軽い フッキングが決まりやすい | 高い 折れやすい 魚をバラしやすい |
逆に中弾性ロッドは高弾性のデメリットを克服します。
ですが近年の高弾性ロッドはしっかり曲がるようにも設計されているのものも多いです。
一概には言えませんのでしっかり触ってみましょう。
ロッドの使用感
あと問題なのは使用感です。
高弾性系のロッドが好きなのか中弾性系ロッドが好きなのか。
振り感にシャープさを求めるなら高弾性。
シャープさを犠牲にやり取りを重視するなら中弾性と選ぶと良いでしょう。
僕は断然中弾性ロッドが好きです!
曲げて獲るのが好み♪
中弾性ロッドはキャスト時のリリースポイントが広いです。
そのため誰でも比較的扱いやすい傾向があります。
この辺りは本当に好みが分かれるので自分のスタイルを見つけましょう。
ヒラスズキロッドで青物は釣れる?
結論から言うと可能です。
ヒラスズキが釣れるエリアでは、当然のように青物もいます。
不意にかかった青物と問題なくやり取りできる。
そんな性能がロッドに求められます。
できればダイビングペンシルも投げたいところ。
なのでキャストできるウェイトの幅も60g前後と広い方が有利でしょう。
青物ロッドは重たいものが多い…だからヒラスズキと青物兼用ロッド1本!という人も多いです。
つまりヒラスズキロッドは青物まで想定して作られています。
サイズにすると5kg~7kg前後までなら獲れます。
意外とパワーがあるものが多いので十分でしょう。
おすすめのヒラスズキ青物兼用ロッド(5万円前後)
僕はロッド選びにワガママです。
兼用したい欲を叶えてくれるロッドたちを選別しました。
青物プラグも十分投げれるかつ、PE1.5~2号くらいを条件。
長さは10ft~11ft。自重は200g前後。
お値段は5万円前後くらいで考えてます。
ヒラスズキロッドの相場は5万くらいです。
これくらい出せば間違いはありません。
1.シマノ 23ディアルーナS106MH
全長 | 10.6ft(320cm) |
重量 | 186g |
ルアーウェイト | 10~50g |
適合PE、リーダー | PE1~2.5号 |
ガイド | SiCガイド |
価格 定価(税込) | 35000円 |
シマノのロッドは全体的にシャキッと張りがあるのが特徴。
あまり好みではありませんが何と言っても価格が安い点。
実売では2万円台になります。
23シリーズから持ち手がカーボンモノコックになってさらに軽く感度も良くなっています。
最初の1本や予備におすすめです。
困ったとき、迷った時のディアルーナです。
予備に検討しています。
2.ジャンプライズ ツーリミット105モンスターバトル
全長 | 10.5ft(319cm) |
重量 | 201g |
ルアーウェイト | 10~55g(Max70g) |
適合PE、リーダー | PE1.5~2.0号 リーダー25~40lb |
ガイド | SiC-Sリング(トップのみSiC-J) |
価格 定価(税込) | 45100円 |
ジャンプライズは外洋をターゲットにした強い竿が特徴。
中でもツーリミットはお求めやすい価格ながら、ジャンプライズ特有の中弾性カーボンを使用。
めちゃくちゃ曲げても折れないので、ぶっこ抜きが容易という竿が多いです。
ヒラスズキといえばこの竿、といっても過言ではないでしょう。
友人の物を借りてました。
かなり使いやすいロッドで手に馴染みます。
3.ジャンプライズ オールウェイク108モンスターバトル
全長 | 10.8ft(325cm) |
重量 | 202g |
ルアーウェイト | 10~55g |
適合PE、リーダー | PE1.5~2.0号 リーダー25~40lb |
ガイド | チタントルザイト |
価格 定価(税込) | 67100円 |
オールウェイクはツーリミットシリーズより1ランク上。
ガイドがチタンなので中弾性にも関わらず202gという軽さを実現しています。
その分、価格が少し上がってしまいますが概ね5万前後で手に入ります。
これもかなり気になっています。
井上さんみたいにぶっこ抜きしたい!
4.シマノ エクスセンスジェノス ワイルドコンタクトS110MH/R
全長 | 11.0ft(3.35m) |
重量 | 200g |
ルアーウェイト | 10~56g |
適合PE、リーダー | PE1.0~2.0号 |
ガイド | Xガイド |
価格 定価 | 73700円 |
この竿はシマノのハイエンドクラスロッド。
エクスセンスジェノスのワイルドコンタクトです。
18しかありませんでしたが21がリリースされています。
このロッドといえば松岡豪之さん。
松岡さんは数多くのヒラスズキを仕留めており間違いなし。
なんといっても強い、固い、張りが特徴。
使いこなせるかは別にしてちょっと興味ありますね。
実売価格は6万円前後です。
パキパキ竿好きには堪らない一品でしょう。
5.ヤマガブランクス バリスティックヒラ107MH TZ/NANO
全長 | 10.7ft(3.23m) |
重量 | 198g |
ルアーウェイト | 7~45g |
適合PE、リーダー | PE~2.0号 |
ガイド | TZチタンフレームKガイド |
価格 定価 | 61900円 |
ここで大本命、ヤマガブランクスの登場です。
ツナたくはヤマガブランクスの愛用者でございます。
現在はヤマガブランクスのロッドを使用。
特徴は何と言ってもよく曲がること。
大物をかけたときはまるで磯竿のようにしっかりバットまで曲がります。
しっかり曲げて大物を浮かし、暴れさせないやり取りができます。
ですが曲がるロッドは、キャスト時のダルさを感じるモデルが多いです。
バリスティックシリーズは、曲がるのにキャスト時のブレを修復するスピードが非常に速いことで知られています。
お値段も実売5万円程度でこのスペックなら文句はないでしょう。
ヤマガ愛が止まらなくなりそうなのでここまで。笑
6.ヤマガブランクス バリスティックヒラ11MH TZ/NANO
全長 | 11ft(3.36m) |
重量 | 228g |
ルアーウェイト | 8~50g |
適合PE、リーダー | PE~2.5号 |
ガイド | TZチタンフレームKガイド |
価格 定価 | 64000円 |
バリヒラの11フィートモデルです。
これも悩ましい。キャストできるウェイトが上がります。
11フィートなのでその分、自重も30g近く増えます。
これをどう見るかですね。
パワーや飛距離に振った感じで青物メインならこちらが良いかも。
キャストウェイトの幅が広いのもGood!!
7.アピア グランデージ アトラス ブラックフィン109H
全長 | 10.9ft(3.27m) |
重量 | 282g |
ルアーウェイト | 13~60g |
適合PE、リーダー | PE1.2~2.5号 |
ガイド | ステンレスフレームSiC-S |
価格 定価 | 45000₋65000円程度 |
続いてはAPIAから出ているグランデージシリーズ。
ブラックフィン109Hが最もスタンダードらしいです。
アピアのロッドはシャキッとしてますが、曲がりはしなやかなイメージ。
鞭(ムチ)に近い感じでしょうか。
H(ベビー)クラスでも扱いやすいのがアピアのロッドの特徴。
自重が280g近いので小型青物を主軸に置いたパワーを持たせていることが分かります。
デザインやカッコよさならNo1かもです。
8.アピア フージンRS ベルーガ105MH
全長 | 10.5ft(3.20m) |
重量 | 190g |
ルアーウェイト | 14~50g |
適合PE、リーダー | PE1.2~2.5号 |
ガイド | ステンレスフレームSiC-S |
価格 定価 | 39000₋44000円程度 |
次もアピアのロッドから。
大人気フージンRSのシリーズです。
ブランクスの性能は上位のフージンZと同等とまで言われています。笑
コスパ最強と名高いシーバスロッドです。
ベルーガになるとヒラスズキなども相手にできるスペックを持ちます。
自重も190gとかなり軽く仕上がっています。
ウワサの第3世代カーボン採用。
デザインも申し分なくカッコいいです。
気になるロッドですが、なかなか手に入らないのが難点。
僕も一度しか釣具店で見たことがありません。
あったら即購入ですかね!
9.ダイワ モアザン ワイズメン113M/MH ウィンドストーム
全長 | 11.3ft(3.43m) |
重量 | 217g |
ルアーウェイト | Max60g |
適合PE、リーダー | PE~2.5号 |
ガイド | オールチタンガイド |
価格 定価 | 70000円程度 |
ダイワからはモアザンワイズメンの紹介です。
こちらは11フィート越えのロングロッドです。
価格も剛性高め。ちょっと予算オーバーです。
チタンガイドを採用している点はいいかも。
個人的にはダイワなら村越正海さん監修の15フィート越え。
T150M₋5₋平狂が気になりますが。笑
10.ダイワ ラブラックスAGS 110MH-3
全長 | 11.0ft(3.35m) |
重量 | 180g |
ルアーウェイト | Max12~60g |
適合PE、リーダー | PE1~2.5号 |
ガイド | AGSガイド |
価格 定価 | 56000円程度 |
こちらもちょうどいい具合のダイワロッド。
実売価格も3万円後半から4万円と価格もお手ごろで軽いです。
カーボンフレームのAGSガイドは色々あるようですがメリットの方が大きそうです。
そして何より3ピースロッド。
藪漕ぎの方や持ち物を小さくしたい人は嬉しい仕様。
近年の3ピースロッドは本当にすごいので是非試してみたいところです。
3ピースでお手軽なのはこの1本でしょう。
11.ダイワ ラテオR110M
全長 | 11.0ft(3.35m) |
重量 | 163g |
ルアーウェイト | Max10~50g |
適合PE、リーダー | PE0.8~2.0号 |
ガイド | ステンレスSiCガイド |
価格 定価 | 32700円程度 |
こちらも実売2万円台のお手頃ロッド、ラテオシリーズです。
こちらのシリーズは以前使用していました。
ダイワのロッドは柔らかく、初心者にも優しい調子が多いのでおすすめです。
青物までターゲットに入れるならMHもあります。
ですがこの価格帯なら頑張ってもう少し上、となりそう。
お財布と相談です。
12.リップルフィッシャー アヴァリス106MH
全長 | 10.6ft |
重量 | 219g |
ルアーウェイト | Max50g |
適合PE、リーダー | PE~2.0号 |
ガイド | SiC-Sチタンフレームガイド |
価格 定価 | 68000円程度 |
こちらはリップルフィッシャーから出てているヒラスズキ専用ロッドです。
こちらのロッドも市場であまり見かけませんが使う人は使っています。
気になりすぎます。
この106が中間的な存在のようです。
バットパワーの強さや魚をいなすやり取りを得意としているそう。
曲がる系のロッドでしょうか。
見つけたら触ってみます。
13.リップルフィッシャー アヴァリス110H
全長 | 11.0ft |
重量 | 253g |
ルアーウェイト | Max60g |
適合PE、リーダー | PE~2.5号 |
ガイド | SiC-Sチタンフレームガイド |
価格 定価 | 70000円程度 |
先ほどのパワーモデルです。
重量はあがりましたがパワーが半端なさそうです。
HPに曲げる実験がありましたがかなり張りはありそうです。
レギュラーファストテーパーのようです。
青物を主軸に置くならこっちを選択するのもありでしょう。
まとめ
どれも欲しいロッドばかり。
この中でどれを購入するかしばらく悩みそう。
個人的には安定のヤマガか使ったことのないリップルフィッシャーか。
ジャンプライズやAPIAも気になっていますがAPIAはなかなか手に入らない点が…。
しばらく解決しそうにありませんね。
皆さんはどうしますか。
釣具は悩んでいる時間が最も楽しいもの。
ようこそ深淵へ。