釣り糸はこれを選んで!ラインの種類と特性/選び方を初心者向けに解説

釣り糸の種類
ツナたく

釣り糸宗教にウンザリする男、ツナたくです。

釣りにおいて糸は適材適所で使い分けるのが最も重要。
単純に好みの問題もあるので、100人釣り人がいれば100通りの糸の選抜基準があります。

糸の話をすると、まるで宗教のように「この糸じゃないとダメ!」と言われることも多いです。

釣具店の店員さんでさえ、正しくないことを言うこともあり、何を信じてよいか分かりません。

でも初心者のうちは何から選んでよいか分からないことも多いと思います。

重要なのは「その釣りでその糸を使ってみること」です。

そこから自分の軸や個性を出していけば良いのです。

これから釣りを始める人向けに、釣具店の怪しい情報に惑わされないよう分かりやすく解説します。

この記事をぜひ参考に、釣り糸を選んで使ってみてください。

これから始めて!釣り別ライン選び

まずはここから初めてみることをおすすめします。

糸の種類釣りの種類
ナイロンバス釣り(オールシーズン)、サビキ釣り(道糸)、遠投カゴ釣り(道糸)、投げ釣り(道糸)、ふかせ釣り(道糸)、泳がせ釣り(道糸)
フロロバス釣り(バイブレーションなど巻物中心)、サビキ釣り(ハリス)、遠投カゴ釣り(ハリス)、投げ釣り(ハリス)、ふかせ釣り(ハリス)、泳がせ釣り(ハリス)、アジング
PE海でのルアー釣り全般、ショアジギング、船釣り、エギング、メバリング、渓流ルアー
エステル初心者にはおすすめしない
ツナたく

自分には細い糸があっている、飛ぶ糸が良い、沈む糸が良いなど個性を見つけると良いでしょう♪

釣り糸の種類は4つ

ナイロンライン(ナイロン)

どんなライン?びよ~んと伸びやすくしなやか!
全ての釣りの基本ライン
比重水に近い(漂うイメージ)
飛距離
直線の感度
根ずれ強度
扱いやすさ
価格
安い
経年劣化しやすく巻きグセがつく
トラブル少ない
使用用途ほぼ全ての釣り

ナイロンラインは全ての釣りの基準。
一昔前まではナイロンラインだけで釣りをしていました。

良く伸びて水中を漂う比重なので、エサ釣りの道糸(リールに巻く糸)に使用されます。

海でのルアー釣りや青物を狙うショアジギング以外、ほぼ全ての釣りはナイロンラインで十分です。
初心者から達人まで使える万能ライン。

フロロカーボンライン(フロロ)

どんなライン?シャキっとコシあり!
エサ釣りからバス釣りまで!
使いどころを選ぶライン
比重水より重い(沈む)
飛距離
直線の感度
ナイロン<フロロ
根ずれ強度
扱いやすさ
価格
高い
経年劣化ややしにくい
こすれや直射日光はNG
トラブルナイロンより多い
使用用途サビキなどエサ釣りのハリス(仕掛け糸)
バス釣り
PEやエステルラインのショックリーダー
飛距離より根ずれや強さを重視する釣り

フロロカーボンラインは透明の糸で水中での視認性がしにくい特性もあります。

水に沈むことが一番のメリットであり、ハリス(エサ釣りの仕掛け糸)にも使用されます。

またフロロは水中で目視がしにくい。つまり、見切られにくい?と噂されます。
たぶん水中で光って逆に目立つ気もしますが。

魚の視力はそこまで良くない上に、側線といった器官で糸の波動を感知します。
見えにくくても糸の太さや動かし方で結局は感知されてしまうので、あまり気にせずでOK。

後述するPEラインの緩衝材(ショックリーダー)として使用したり、サビキや投げ釣りの仕掛け糸などで使用します。

メリットかつデメリットがとにかく重いこと。
重いと飛ばない、沈んでしまう特徴があります。

この特性をメリットとして活用することもできます。
エサや仕掛けを早く沈める必要のあるエサ釣り全般、ルアーを浮き上がらせず同じ層を引きたいときなどにフロロは活躍します。

また強度を活かして根ずれしやすい場所や、陸からのバス釣りなど飛距離をあまり必要としない釣りにも最適です。

PEライン(ピーイー)

どんなライン?ほぼ伸びない!
軽くて飛ぶ!海釣りルアーの主役!
トラブルの多いライン
比重水より軽い(浮く)
飛距離
直線の感度
フロロ<PE
根ずれ強度
扱いやすさ
価格
高い
経年劣化しにくい
こすれや毛羽立ちは即交換
トラブルフロロより多い
使用用途海でのルアー釣り
ショアジギング
船釣り
飛距離と感度を重視する釣り

とにかく細くて軽い伸びないのが特徴。
飛距離を必要とする海でのルアー釣りで重宝されます。

また100ⅿ近く深い場所まで仕掛けを沈める、船釣りでも伸びないラインは感度の面でも重要。
糸電話のようにピンっと張った状態であれば、手元に細かく魚のあたりが伝わります。

弱点は根ずれ強度。どんなに太いPEラインでも、岩などでこすれればすぐに切れます。
またPEラインを直接ルアーに結んだり、スナップに結ぶと解けてルアーだけ飛んでいきます。

そのためショックリーダーというフロロやナイロンラインと直結して使用します。
ライントラブルも多く少し扱いが面倒なのがPEラインの特徴です。

海のルアー釣りを覚えたいのであれば、必ず行きつくライン。
使用できるようになって損はありません。

エステルライン

どんなライン?感度に全振り!
繊細を極限まで追求!
今世紀で最弱のライン
比重水とほぼ同じ(漂う)
飛距離
軽いものを遠くへ
感度
PE<エステル
根ずれ強度
扱いやすさ
価格
高い
経年劣化しにくい
こすれや直射日光はNG
トラブルPEより多い
細い、弱い故に切れる
使用用途アジング一択
1g以下のルアーを投げる釣り

アジングをするために開発された最弱ライン。
その細さは薄毛の髪の毛のようなイメージです。笑

水と非常に馴染むので1gのジグヘッドなどの操作も抜群。
感度も最高レベルでまさしく繊細なアジングに最適です。

デメリットはとにかく弱いこと。高切れや根ずれで切れることも多いです。

またリールとの相性も非常に重要。
低価格リールとエステルラインの組み合わせは最悪です。
最低限、中価格帯(1万円以上)のリールと合わせる必要があります。

釣り初心者にはかなり扱いにくいラインだと感じます。

まとめ

糸は適材適所で使い分けが重要です。
あとは好みやそれぞれの考え方でたくさんの選択肢が生まれます。

号数の換算はこちらから。

ぜひ広い視野でライン選びをしてみてください。

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